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摘花

てきか
名詞
1
標準
文例 · 用例
悪感を覚えた源氏が、女の手紙の上へ無駄書きをするようにして書いているのを命婦が横目で見ていると、なつかしき色ともなしに何にこの末摘花を袖に触れけん 色濃き花と見しかども、とも読まれた。
末摘花 源氏物語 青空文庫
摘花も大苦心をした結晶であったから、自作を紙に書いておいた。
末摘花 源氏物語 青空文庫
元三日が過ぎてまた今年は男踏歌であちらこちらと若い公達が歌舞をしてまわる騒ぎの中でも、寂しい常陸の宮を思いやっていた源氏は、七日の白馬の節会が済んでから、お常御殿を下がって、桐壺で泊まるふうを見せながら夜がふけてから末摘花の所へ来た。
末摘花 源氏物語 青空文庫
源氏が直衣を着たりするのをながめながら横向きに寝た末摘花の頭の形もその辺の畳にこぼれ出している髪も美しかった。
末摘花 源氏物語 青空文庫
摘花が現代人風になったと見えるのは三十日に贈られた衣箱の中の物がすべてそのまま用いられているからであるとは源氏の気づかないところであった。
末摘花 源氏物語 青空文庫
二年越しにやっと報いられた」 と笑って、「忘れては夢かとぞ思ふ」という古歌を口にしながら帰って行く源氏を見送るが、口を被うた袖の蔭から例の末摘花が赤く見えていた。
末摘花 源氏物語 青空文庫
摘花、若紫、こんな人たちはそれからどうなったか。
末摘花 源氏物語 青空文庫
困れば道具をお手放しになるのは」  と言って、それを金にかえて目前の窮迫から救われようとする時があると、末摘花は頑強にそれを拒む。
蓬生 源氏物語 青空文庫