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焼討

やきうち
名詞
1
標準
文例 · 用例
○壬生屯所を囲み、焼討して新撰組を鏖殺し、京都擾乱に乗じて、長州の兵を京都に入れる。
池田屋襲撃 大衆維新史読本 青空文庫
火となって燃える大変な水だあの赤壁の戦で、魏の曹操の水軍を焼討ちにしたのも、此機械だ!
国枝史郎 天主閣の音 青空文庫
」「丁度、あれは日比谷で焼討のあった時であったから、私は十五の時だ。
近松秋江 別れたる妻に送る手紙 青空文庫
後の鳥羽伏見の戦いも、一は、この四国町の薩摩屋敷の焼討ちが、退引させぬことにしたので、志士浪人の計画は、思うように的中し、明治の改革には、これがまた有力な動因とはなっているが、表面上、その形勢を見れば、暴悪の徒を蓄えて、江戸の上下を脅威愚弄した傍若無人ぶりに、腹の立つのも無理のない次第でした。
白骨の巻 大菩薩峠 青空文庫
昨夜なんぞはお前さん、拙者が通り合せなくてごろうじろ、たしかに焼討ちだね。
小名路の巻 大菩薩峠 青空文庫
さてまた一方には、相州|荻野山中の陣屋を焼討して、そこに蓄えられた武器と、軍用金を奪い取るは、朝飯前だと豪語する者もある。
他生の巻 大菩薩峠 青空文庫
この十人は、才取面してとぼけているが、もとは安房の海賊の流れで、陸にいるときは諸国の動静をさぐりまわる諜者の役をし、海外へ出れば、防備の薄い海村に焼討ちをかけ、恣ままに乱暴掠奪を働くという健気なものどもであった。
久生十蘭 うすゆき抄 青空文庫
まず、水戸家志士が井伊を討った上ただちに横浜の焼討をするという密策――これは江戸でできた水薩密約覚書中にある――の後半部すなわち横浜攘夷について、国臣はじめ西国志士は反対意見で、建白書はこの問題から起筆してある。
服部之総 志士と経済 青空文庫