引っ叩く
ひっぱたく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞
標準
to slap
文例 · 用例
「人が、せっかくお前さんを助けてやったのに、引っ叩くなんて……しばらく恐い思いをして、頭を冷ますがいい。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
「あんな奴は、引っ叩くくらいじゃ屁とも思やしないから、金をそっくりふんだくってやるがいいよ。
— 豊島与志雄 『神棚』 青空文庫
まず大阪の前座さんは、へたりといって下駄箱のような見台を前へ置き、拍子木を張扇みたいなものでカタカタカタカタカタカタと止め途なしにそれを引っ叩く。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
こんな社会の消息なら、誰よりもよく諳んじて居る千種十次郎は、いろんな事情を考え乍ら、乗ったタクシーの尻を引っ叩くような心持で、代官山の長島博士の門口へ着きました。
— 野村胡堂 『音波の殺人』 青空文庫
町人や百姓なら見込みで縛って、引っ叩く術もあるが、相手は旗本屋敷に住んでいちゃ、冷飯食いでも、まさかそんな手荒なことは出来ない」「…………」「で、兄貴が乗込んで行って、平常の術で存分に啖呵を切って、思い切り厭がらせを言うんだ」「そいつは有難え、俺は溜飲を下げたくてウズウズしているんだ。
— 殺され半蔵 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「こうですよ、親分」 ガラッ八は吐月峰をやけに引っ叩くと、煙管を引いて物語らんの構えになります。
— 懐ろ鏡 『銭形平次捕物控』 青空文庫
玄関へ廻って、表戸を引っ叩くうちに、平次は早くも裏口から飛び込み、面|喰っている女を一人沈黙させて、奥の部屋に飛び込んで、脱ぎ捨てた袷を一枚さらったのです。
— 橋の上の女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
一体の地面よりは一段高い芝生の上に小さな猪口の底を抜いて俯伏せにしたような円錐形の台を置いて、その上にあの白い綺麗なボールを載せておいて、それをあのクラブの頭でひっぱたくと一種独特の愉快な音がする。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
作例 · 標準
その男は話を聞かず、いきなり相手の頬を引っ叩いた。
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「もう!またいたずらしたのね!」母は子供のお尻を軽く引っ叩いた。
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彼は蚊が耳元でうるさかったので、思わず自分の頭を引っ叩いた。
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