細節
さいせつ
名詞
標準
文例 · 用例
しかし枳園は平生|細節に拘らぬ人なので、諸方面に対して、世にいう不義理が重なっていた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
志気豪邁にして往々細節を顧みなかつたのださうである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「蛮カラ」とは、何れにしても、細節に拘泥せず、我武者羅であり、悪くいへば「野暮」であり「殺風景」であるが、時として、それを知りながら、わざとさうであることを努める。
— 岸田國士 『『ハイカラ』といふこと』 青空文庫
エミル・マンユは都市に対する水の美を論ずる一章において、広く世界各国の都市とその河流及び江湾の審美的関係より、更に進んで運河|沼沢噴水|橋梁等の細節にわたってこれを説き、なおその足らざる処を補わんがために水流に映ずる市街燈火の美を論じている。
— 一名 東京散策記 『日和下駄』 青空文庫
ヱミル・マンユは都市に対する水の美を論ずる一章に於て、広く世界各国の都市と其の河流及び江湾の審美的関係より、更に進んで運河|沼沢噴水|橋梁等の細節に渉つて此を説き、猶其の足らざる処を補はんが為めに水流に映ずる市街燈火の美を論じてゐる。
— 永井荷風 『水 附渡船』 青空文庫
一七 エトラスケール文化 細節はまず順を追って、万国地学協会もしくばライプチヒ大学へ呈出するつもりで、ワイゲルト中尉の書いた航海記録中より拾ってみることにいたしましょう。
— 橘外男 『ウニデス潮流の彼方』 青空文庫
以上で、細節の考証を終ることとし、この辺で結論を付けてしまうことにしたいと思いますが、いかがでしょう。
— 橘外男 『ウニデス潮流の彼方』 青空文庫