寄ってたかって
よってたかって
表現副詞
標準
in a crowd
文例 · 用例
食色の慾が足り、少しの閑暇があり、利益や権力の慾火は断えず燃ゆるにしてもそれが世態|漸く安固ならんとする傾を示して来て、そうむやみに修羅心に任せてが寄ってたかって競り上げた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
お能というのは、おおかた、ほかの芸術の一番面白くない処や辛気臭い処、又は無器用な処や乙に気取った内容の空虚な処ばかりを取り集めて高尚がった芸術で、それを又ほかの芸術に向かない奴が、寄ってたかって珍重するのだろう……」 と言うような諸点がお能嫌いの人々の、お能に対する批難の要点らしく思われる。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
泣く泣くお父さんのカラカラの死骸を荷ってつぶれた蓮の葉のお寺に担ぎ込んで、親類や友達蛙が寄ってたかってお念仏をしてお葬いを済ましました。
— 夢野久作 『鵙征伐』 青空文庫
その時に取り落したモチ棹を雀どもは寄ってたかって引っ啣えて山の方へ飛んで来て、いつも鵙が来る木のてっぺんに立てかけて置きました。
— 夢野久作 『鵙征伐』 青空文庫
みんなは大喜びで連れて帰って、寄ってたかって介抱をして、もとの通りにふくらましてやりました。
— 夢野久作 『キューピー』 青空文庫
」とよく出来る大きな子が馬鹿にするような憎みきったような声で言って、動くまいとする僕をみんなで寄ってたかって二階に引張って行こうとしました。
— 有島武郎 『一房の葡萄』 青空文庫
小さい時、きょうだいで寄ってたかって、おちちだといってしゃぶった疣だ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
僕たちは寄ってたかっておまえを讃美して夜を更かすんだよ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
作例 · 標準
町で見かけた事件に、野次馬が「寄ってたかって」騒いでいた。
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噂話が広まり、近所の人々が「寄ってたかって」その話題で持ちきりになった。
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困っている友人を助けるために、皆が「寄ってたかって」協力した。
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