手斧
ておの異読 ちょうな
名詞多音語
標準
hatchet
文例 · 用例
」背後の山懐に、小屋を掛けて材木を組み、手斧が聞こえる。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
殿様御前に出て、鋸、手斧、鑿、小刀を使ってだんだんとその形を刻み出す。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
いやそれについて話しのある、其十兵衞といふ男の親分がまた滅法えらいもので、若しも些なり破壊れでもしたら同職の恥辱知合の面汚し、汝はそれでも生きて居られうかと、到底再度鉄槌も手斧も握る事の出来ぬほど引叱つて、武士で云はば詰腹同様の目に逢はせうと、ぐる/\/\大雨を浴びながら塔の周囲を巡つて居たさうな。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
この辺まで入り込んでみれば、ますます釘を打つ音や手斧をかける音が聞えてくるのである。
— 森鴎外 『普請中』 青空文庫
金槌や手斧の音がぱったりやんだ。
— 森鴎外 『普請中』 青空文庫
その晩もいつもの夫婦喧嘩から、一杯機嫌の権七は、店にならべてある商売物のなかから大工道具の手斧を持ち出して、女房の脳天を打ち割ったので、おいねは即死した。
— 岡本綺堂 『穴』 青空文庫
「誰れだ」と、奧の方から怒鳴つたのは、毎あさ鉋や手斧を持つて出て行く主人の大工だ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
――そして不幸にも彼の眼は土間の片隅に置いてあった、短い手斧の先に吸いつけられた。
— 素木しづ 『惨事のあと』 青空文庫
作例 · 標準
山小屋には、薪を割るための手斧が置いてあった。
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彼は手斧を使って、木材を器用に加工した。
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キャンプで焚き火をするために、手斧で小枝を集めた。
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標準
adze
作例 · 標準
木工職人は手斧で荒削りした後、カンナで仕上げていく。
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この手斧は、木材の表面を平らにするのに適している。
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古い建物に使われていた柱には、手斧で削られた跡が残っていた。
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ウィキペディア
手斧(ておの)は、おもに片手で振る小型の斧。おもに薪の小割りや枝払いなど、通常の両手で振るう斧よりも細かい作業に用いられる。ハンドアックス 、ハチェット (hatchet) などとも称される。
出典: 手斧 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0