毛付け
けづけ
名詞
標準
文例 · 用例
月の末には毎年福島の方に立つ毛付け(馬市)も近づき、各村の駒改めということも新たに開始された。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
しかし毎年の毛付け(馬市)を賭博場に公開して、土地の繁華を計っているのも福島の役人であった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
思いのほかの大荒れで、奥筋の道や橋は損じ、福島の毛付け(馬市)も日延べになったとの通知があるくらいだ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
街道には、毛付け(木曾福島に立つ馬市)から帰って来る百姓、木曾駒をひき連れた博労なぞが笠と合羽で、本陣の門前を通り過ぎつつある。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
毎年福島に立つ毛付け(馬市)のために用意する製薬の心づかいは言うまでもなく、西は美濃尾張から北は越後辺まで行商に出て、数十里の路を往復することもいとわずに、植松の薬というものを護って来たのもその大番頭たちであった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫