洗い髪
あらいがみ
名詞頻度ランク #39227 · 青空 80 例
標準
freshly washed hair
文例 · 用例
向座敷は障子をあけ放して、その縁側に若い女客が長い洗い髪を日に乾かしているのが、榎の大樹を隔ててみえた。
— 岡本綺堂 『秋の修善寺』 青空文庫
眉のやや濃い、生際の可い、洗い髪を引詰めた総髪の銀杏返しに、すっきりと櫛の歯が通って、柳に雨の艶の涼しさ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
されば、気高いと申しても、天人神女の俤ではのうて、姫路のお天守に緋の袴で燈台の下に何やら書を繙く、それ露が滴るように婀娜なと言うて、水道の水で洗い髪ではござらぬ。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
まもなくまっ黒な洗い髪を振りかぶった若い顔が女房の後について来た。
— 伊藤左千夫 『落穂』 青空文庫
あなた様は洗い髪でいらっしゃるなり……いかが、わたしがすっかり仕立てて差し上げますわ」 この思い付きは葉子には強い誘惑だった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
しかし、異様なのはその髪の形で、ざんばらとした洗い髪なのです。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
洗い髪、二十一、二のいかさま鉄火ものらしい若い女がなやましくもすべすべとした全裸体を惜しげもなくそこへさらしながら人魚のごとく長々と横たわって、むっちりと盛りあがった肉の膚に、吸いつけられでもしたかのごとく伊三郎がのぞき込みながら、一心不乱に針を運ばせているのです。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
一方に、低い束髪にしてから、元禄髷に似た縦長い髪毛の束を三寸ばかり上に突上げたのが居るかと思うと、洗い髪同様の髪を玄冶店のお富式にうしろに投げ卸して、その先を三つ組にして輪飾りの七五三のようにしているのがある。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日洗い髪について考えている。
洗い髪という言葉は日本語で重要だ。
彼は洗い髪の意味を理解している。
この文には洗い髪が含まれている。