壁伝い
かべづたい
名詞
標準
along a wall
文例 · 用例
それから僕は目を壁伝いに下に移した。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
それから壁伝いに玄関の正面に廻った。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
長い間溶けずにいた雪の圧力と、垂下った氷柱の目方とで、ところどころ壊れかかった北側の草屋根の軒からは、隣家の方から壁伝いに匍って来る煙が泄れた。
— 島崎藤村 『家(上巻)』 青空文庫
しまいには足が痛んで腰が立たなくなって、厠へ上る折などは、やっとの事壁伝いに身体を運んだのである。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
そして、ものの二分ばかり、笑いもせずに真面目くさって、わたしがテーブルから煖炉まで壁伝いに歩き廻りながら、彼らに一顧の注意もむけないでいる様子を、じっと観察していた。
— ЗАПИСКИ ИЗ ПОДПОЛЬЯ 『地下生活者の手記』 青空文庫
ところが、赤毛の少年は、ユリアン・マスタコーヴィチ以上に仰天し、女の子をうっちゃらかしにして、壁伝いにそっと、客間から食堂へ摺り抜けて行った。
— ЕЛКА И СВАДЬБА 『クリスマスと結婚式』 青空文庫
それに、絶壁伝いと反対に、足袋の底の破れているのは気持ちがよくない。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
彼は爪先だって階段を上り、廊下の壁伝いに自分の室にすべり込んだ。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
停電で真っ暗になった家の中を、壁伝いに手探りで寝室まで戻った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「足元が滑りやすいから、あそこの手すりか壁伝いに歩いてね」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
泥棒は、隣のビルとの僅かな隙間を壁伝いに移動して逃走したようだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
幼い娘が、壁伝いに一歩ずつ慎重に歩く練習をしている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview