十本
じっぽん異読 じゅっぽん
名詞
標準
ten (long cylindrical things)
文例 · 用例
それがたまって三十本にもなってるのを、残らずヘルンは座右におき、仕事の中にも手当り次第に掴み出しては、国分の刻煙草をつめて吸ってた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
ほどなく暑中休暇にはいり、東京から二百里はなれた本州の北端の山の中にある私の生家にかえって、一日一日、庭の栗の木のしたで籐椅子にねそべり、煙草を七十本ずつ吸ってぼんやりくらしていた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
後ろへ廻って見ると小さな杉が十本くらいある下に石の観音がころがっている。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
ランプの心は一|把でなくては売らないというので、一把百何十本買って来た。
— 寺田寅彦 『石油ランプ』 青空文庫
そこで十本の指の紋がことごとく符合するようなものが二人以上あるだろうかと云うに、ある数学者の計算した結果によればザット六十四万億以上の人間を集めなければ同じ指の人は二人とはあるまいという事である。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
煙草にすれば、十本何錢程度の安煙草の格で、吸つてゐて一向うまくも何ともない。
— 南部修太郎 『阿片の味』 青空文庫
一日に紙巻二十本の割で四十年吸ったとすると合計二十九万二千本、ざっと三十万本である。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
けれども窓の外では、いっぱいに咲いた白百合が、十本ばかり息もつけない嵐の中に、その稲妻の八分一秒を、まるでかがやいてじっと立っていたのです。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、鉛筆を十本、箱に詰め込んだ。
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漁師は、一日で釣った魚を十本、クーラーボックスに入れた。
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このペンは、十本まとめ買いすると少し割引になる。
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