来元
らいもと
名詞
標準
文例 · 用例
元来元就は、戦国時代の屈指の名将である。
— 菊池寛 『厳島合戦』 青空文庫
彼は性来元気な男であった。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
だがこの二三日来元三はどんなに街の中を徨い人の家を質ね廻ったことだろう。
— 金史良 『土城廊』 青空文庫
不風流の由来元来私は生れ付き殺風景でもあるまい、人間の天性に必ず無芸殺風景と約束があるでもなかろうと思うが、何分私の性質と云うよりも少年の時から様々の事情がコンな男にして仕舞たのでしょう。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
道々、もの凄い火傷者を見るにつけ、甥はすっかり気分が悪くなってしまい、それ以来元気がなくなったのである。
— 原民喜 『廃墟から』 青空文庫
道々、もの凄い火傷者を見るにつけ、甥はすつかり気分が悪くなつてしまひ、それ以来元気がなくなつたのである。
— 原民喜 『廃墟から』 青空文庫
君は始終|側にいながら研究が足りないって」「ふうむ」「これは生えたんだって、老来元気横溢の証明だって」「豪い人だけれど、自分のことゝなると全くムチャクチャだね」「しかし然う信じているんだよ」「あゝいう額が偉人なら、小使の小西なんか立派な偉人だ」「偉人は額が広いというのは大抵年寄だからだと思う。
— 佐々木邦 『ガラマサどん』 青空文庫
「先祖儀御入國の砌御供仕來元和年中引續」云々と書してある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫