同じくする
おなじくする
動詞-サ変-する動詞-他動詞
標準
to make the same
文例 · 用例
今ここで問題にしようというのは、『古事記』の中の古い歌謡から現在の短歌への進化の経路を追跡しようというのではなくて、反対にこれらの古い歌謡と先祖を同じくする遠い親類のようなものが何処か大陸にありはしないかということである。
— 寺田寅彦 『短歌の詩形』 青空文庫
またたとえ語源を同じくするものでも、一国語として成立する場合には、その意味内容に相違を生じてくる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
要するに、「いき」と「粋」とは意味内容を同じくするものと見て差支ないであろう。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
渠は清川お通とて、親も兄弟もあらぬ独身なるが、家を同じくする者とては、わずかに一|人の老媼あるのみ、これその婢なり。
— 泉鏡花 『妖僧記』 青空文庫
しかしこのツァラトストラは、決して民衆から絶縁された存在でなく、実には却って、彼等と気質を同じくするところの、人種的同一類に属しているのだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
むす子を巴里に残したのは一番むす子を手離し度くない自分が――そして今は自分と凡ての心の動きを同じくするようになったむす子の父が――さしたのだ。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
我々と人種を同じくし、時代を同じくする人の間に其主義を信じ、其黨を結んでゐる者の在る事を知つた機會は遂に二囘しかない。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
つまり志を同じくする雄藩が、今までの種々の行きがかりを水に流して、この際大同団結し、同盟を結ぶことである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
作例 · 標準
例句