純心
じゅんしん
名詞
標準
文例 · 用例
すると、家康は「幸村が申条|理也、正純心得違也」と、早速判決を下して、幸村に、自分の手で勝手に取壊すことを許した。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
敵とはなってゐたが三郎や六朗の一つの純心に関しては僕は学生時代に知ってゐたので落着きもあったが、口上手な鱒二は終に僕にとっては砂漠のスヒンクスに化してしまった。
— 牧野信一 『喧嘩咄』 青空文庫
純心理的に見れば意志は内面における意識の統覚作用である。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
しかし純心理的に考えて、どこまでも厳密に区別ができるかというに、そは頗る困難である、つまり強度の差とかその外種々の関係の異なるより来るので、絶対的区別はないのである(夢、幻覚等において我々はしばしば心像を知覚と混同することがある)。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
それに、どうもロマンスというやつは、畑違いでぼくには苦手だが、ま、……ここに一人の、純心な灯台守の娘があったとする。
— 大阪圭吉 『灯台鬼』 青空文庫
おめえ情けねえとは思わねえか」 さも慨然と腕を組んだ富五郎のまえに、おさよは始めて欲得のない母の純心を拾い戻した気がして、ながらく忘れていたいとおしい涙が、お艶に対してこみあげるのを覚えた。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
ここには純心と常清の二つの女学校があった。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
純心の生徒たちは、工場に動員されていたが、燃ゆる火の中で賛美歌をうたいつつ、次々と息絶え、灰になっていった。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
純心(じゅんしん) 長崎純心聖母会が運営する学校の略称。個別の学校については同記事を参照。 純心 (井上昌己の曲) - 井上昌己のシングル曲。
出典: 純心 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0