白布
はくふ異読 しろぬの
名詞
標準
white cloth
文例 · 用例
白布で蔽うてあった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
勿論、彼等は、もう、白布の袋の外観によって、内容を判断し得るほど、慰問袋には馴れていた。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
そのこっち側 右手前列に 白布をかけた卓子と椅子、給仕が立ち、山猫博士がコップをなめながら腰掛けて見てゐる。
— 宮沢賢治 『ポランの広場』 青空文庫
蓮月は白布子に腰衣だけつけ、座敷の方で燈火に対し、明日の竈に入れる素焼きの皿や鉢に一生懸命絵を描いて居る。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
胸に当てたる白布には折目正しき角はあれど、さばいた髪のすらすらと、霜枯すすきの葉よりも柔順。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
その一ツ一ツから、濃厚なる湯の煙、綿を束ねて湧き出でて、末広がりに天井へ、白布を開いて騰る、湧いてはのぼり、湧いてはのぼって、十重に二十重にかさなりつつ、生温い雫となって、人の膚をこれぞ蒸風呂。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
テエブルの白布も、テエブルのうえの草花も、窓のそとの流れ去る風景も、不愉快ではない。
— 太宰治 『雌に就いて』 青空文庫
この幻想の恐ろしさから、私はいつも白布のやうに蒼ざめてしまふ。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
作例 · 標準
テーブルには清潔な白布がかけられていた。
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祭壇には、故人を偲ぶ白布が飾られていた。
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彼女は白布を裁ち、美しいレースを縫い付けた。
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