青林檎
あおりんご
名詞
標準
文例 · 用例
果物の籠には青林檎やバナナが綺麗につやつやと並んでいた。
— 芥川龍之介 『お律と子等と』 青空文庫
古代の呪いがかかっているような、くすみにくすんだ大玄関の式台と、欅の大引扉は、眼もさめるような青林檎色のペンキを塗られ、ディッケンスの古いアメリカの絵にある、清教徒の郷土の館邸のようなロマンチックな見かけになっていた。
— 久生十蘭 『我が家の楽園』 青空文庫
緑は、青林檎の緑という独得の緑で、桃色は、アフリカ鷺の胸毛の桃色という、ふしぎな桃色である。
— 久生十蘭 『我が家の楽園』 青空文庫
三人は青林檎の香りのする紅茶を飲んだ。
— 片岡義男 『少女時代』 青空文庫
」「青りんごを作るには」―――「ハシバミの実の大きさの緑青(verdigris)を細かく潰し、半パイントの蒸留酢および1粒の明礬をとり、少しばかりの粗塩(bay salt)を加える。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
ひと仕事すんだターニャが日本女の室で、かけてのまだない安楽椅子に腰かけ、青リンゴをうまそうにかじっている。
— 宮本百合子 『子供・子供・子供のモスクワ』 青空文庫