転陣
てんじん
名詞
標準
文例 · 用例
今日病院大工棟梁越後屋新兵衛へ転陣。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
御勝手方中野村引払、当所本陣へ転陣。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
折から、信忠以下、二条城内へ転陣のところだったので、その妨害戦に出た明智の先鋒と、織田方のしんがりとの烈しい序戦に、まず真っ先に、その人々の助勢が大いに功を立てた。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
彼が帷幕のうちから、「すぐ陣払いを」 と命を発し、つづいて、「北近江へ」 と、転陣の先をあきらかにしたのは、実に、報を受けたその日――夕刻から夜半までの間に、万端の手筈もすべてなし終っていたのである。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
「それがしの観るのに、どうも孔明はもう一歩出て、さらにほかへ転陣を策しておるように考えられますが」「君もそう思うか。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
その転陣の先へ、設楽五郎左の子権之助が、敵将斎藤|玄基の首をひッさげて来て彼の見参に入れた。
— 新田帖 『私本太平記』 青空文庫