花電車
はなでんしゃ
名詞
標準
streetcar decorated with flowers (oft. in celebration or commemoration)
文例 · 用例
一台の花電車が三日も前から町の上下を運転して、弁当持で便乗する見物客が満員だつた。
— 牧野信一 『熱海線私語』 青空文庫
京橋日本橋の大通りには、数万燭の電燈が昼のように輝きわたって、花電車が通るたびに万歳の声が終夜聞こえたという。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
私はこの「花電車」を読みながら涙が頬を伝って流れて来た。
— 横光利一 『詩集『花電車』序』 青空文庫
私はぽんぽんと埃を払ひ、こんなところにこんな絵が、と、両手に支へ、証書を読むやうに眺めたり、壁へ両手で張りつけて、首を後ろへ引きつけて眺めたり、――私はアンリ・ルッソオの絵の広告を今ごろこゝでする用もないが、この花電車の中にはルッソオも伴に乗ってゐるからだ。
— 横光利一 『詩集『花電車』序』 青空文庫
子は絵本に電車を見つけるとその上に乗って足をバタバタさせるのだ(花電車と子) 冬になって私はまた東京へ戻って来た。
— 横光利一 『詩集『花電車』序』 青空文庫
次に一年してから、この花電車の詩の草稿が私の手に届けられた。
— 横光利一 『詩集『花電車』序』 青空文庫
猛火の底をかい潜って出て来たこのルッソオは、花電車に乗ってゐるのだ。
— 横光利一 『詩集『花電車』序』 青空文庫
頓風おのづから起って消えていくところを見てゐると、「あの電車ウソ電車ね 乗れないんだもの」三歳のわが子が口走った(花電車) なるほどまだ誰も花電車にだけは乗ったものはないだらう。
— 横光利一 『詩集『花電車』序』 青空文庫
作例 · 標準
祇園祭の時期になると、街を彩る趣のある花電車が運行される。
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祝賀パレードのために、特別に装飾された花電車が通りをゆっくりと進んでいった。
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「わあ、見て!きれいな花電車だ!」と子供たちが歓声をあげた。
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ウィキペディア
花電車(はなでんしゃ)とは、装飾(デコレーション)を施して運行される電車のことである。
出典: 花電車 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0