愚禿
ぐとく
代名詞
標準
I
文例 · 用例
ただ上人が在世の時自ら愚禿と称しこの二字に重きを置かれたという話から、余の知る所を以て推すと、愚禿の二字は能く上人の為人を表すと共に、真宗の教義を標榜し、兼て宗教その者の本質を示すものではなかろうか。
— 西田幾多郎 『愚禿親鸞』 青空文庫
何人であっても赤裸々たる自己の本体に立ち返り、一たび懸崖に手を撒して絶後に蘇った者でなければこれを知ることはできぬ、即ち深く愚禿の愚禿たる所以を味い得たもののみこれを知ることができるのである。
— 西田幾多郎 『愚禿親鸞』 青空文庫
上人の愚禿はかくの如き意味の愚禿ではなかろうか。
— 西田幾多郎 『愚禿親鸞』 青空文庫
他力といわず、自力といわず、一切の宗教はこの愚禿の二字を味うに外ならぬのである。
— 西田幾多郎 『愚禿親鸞』 青空文庫
しかし右のようにいえば、愚禿の二字は独り真宗に限った訳でもないようであるが、真宗は特にこの方面に着目した宗教である、愚人、悪人を正因とした宗教である。
— 西田幾多郎 『愚禿親鸞』 青空文庫
人間 愚禿の心 親鸞の思想の特色は、仏教を人間的にしたところにあるというようにしばしば考えられている。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
親鸞は自己を愚禿と号した。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
賢者の信をききて、愚禿が心をあらはす。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
愚禿はただひたすらに念仏を唱えるのみである。
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愚禿が語る言葉に、人々は静かに耳を傾けた。
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わたくし愚禿は、皆様の幸せを心より願っております。
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