流伝
りゅうでん異読 るでん
名詞動詞-サ変
標準
circulating widely (of news, etc.)
文例 · 用例
仁義の思想は言うまでもなく儒教に出づるものであって、わが国においても儒教の流伝とともに国民道徳の基本となったのである。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
風説は忽ち長安人士の間に流伝せられて、一人として事の意表に出でたのに驚かぬものはなかった。
— 森鴎外 『魚玄機』 青空文庫
当時の風説に従へば、文は横井平四郎の作る所で、阿蘇神社の社司の手より出で、古賀十郎を経て流伝したと云ふことである。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
こゝで唄と舞との流伝の違ひを一口述べてやめませう。
— 折口信夫 『東北民謡の旅から』 青空文庫
東の国々の風俗の短歌の伝承久しいものや、近時のものや、他郷の流伝したものや、さうした歌の宮廷で一度奏せられたあづまぶりの詞曲が残つたものらしい。
— 折口信夫 『万葉集研究』 青空文庫
他氏のうた或は、民間流伝の物までも、其に伴ふ物語又は説話から威力を信じて、採用したのも交つてゐる。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
誰れか図らん此|眇々たる一書天下に流伝して王政復古の預言者となり社会の改革を報ずる暁鐘とならんとは。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
所がある晩、月の光に浮かされて、だいぶ遠くまで溪流伝いに出て行って、帰りは道を少し山手の小道に取ったのが失策で、どこをどう間違ったものか、小高い草原に出てその先が分らなくなってしまった。
— 豊島与志雄 『道連』 青空文庫
作例 · 標準
その不思議な物語は、口伝によって数百年もの間、この村に流伝してきた。
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誤った情報がネット上で流伝し、多くの人がデマに惑わされる事態となった。
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古文書には、遠い異国から流伝したとされる奇妙な風習が記されている。
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