悪阻
おそ
名詞頻度ランク #36862 · 青空 31 例
標準
morning sickness
文例 · 用例
我邦でも昔から壁土や土器をかじる子供があるが、他人種でもやはり胃病やヒステリーあるいは悪阻のために土を食いたがる者が往々あるそうである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
三 トシエは、家へ来た翌日から悪阻で苦るしんだ。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
私通した小娘の青い悪阻の秘密と恐怖とにふりそそぐ雨。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
エリスは二、三日前の夜、舞台にて卒倒しつとて、人に扶けられて帰り来しが、それより心地あしとて休み、もの食うごとに吐くを、悪阻というものならんと始めて心づきしは母なりき。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
悪阻の軽かったかれは、ほとんど臨月の姙婦とは見えないほどにすこやかであった。
— 岡本綺堂 『経帷子の秘密』 青空文庫
少しお腹がふっくりとなって悪阻の悩みに顔の少しお痩せになった宮のお美しさは、前よりも増したのではないかと見えた。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
葉子はふと定子を懐妊していた時のはげしい悪阻の苦痛を思い出した。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
」「妊娠した女の悪阻と考えます」「いかにも立派な推定だ。
— 小酒井不木 『呪われの家』 青空文庫
作例 · 標準
例句