塵ほど
ちりほど
表現
標準
(not even) a little
文例 · 用例
厖大なものの気配が見るうちに裏返って微塵ほどになる。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
そのいはれより疾翔と申さるゝ、大力といふは、お徳によって、たとへ火の中水の中、たゞこの菩薩を念ずるものは、捨身大菩薩、必らず飛び込んで、お救ひになり、その浄明の天上にお連れなさる、その時火に入って身の毛一つも傷かず、水に潜って、羽、塵ほどもぬれぬといふ、そのお徳をば、大力とかう申しあげるのぢゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
そのいわれより疾翔と申さるる、大力というは、お徳によって、たとえ火の中水の中、ただこの菩薩を念ずるものは、捨身大菩薩、必らず飛び込んで、お救いになり、その浄明の天上にお連れなさる、その時火に入って身の毛一つも傷かず、水に潜って、羽、塵ほどもぬれぬという、そのお徳をば、大力とこう申しあげるのじゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
あの強い烈しい底力、それはもうこの家には、どの隅にも塵ほども残っていない。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
真の学僧|気質で、俗気が微塵ほども無く、深く名利を悪んで、断岸絶壁の如くに身の取り置きをした。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
ただ、こう幸福な気持でいっぱいで、けれども、高慢な心などは塵ほども起しませんでした。
— DEN GRIMME AELING 『醜い家鴨の子』 青空文庫
若殿の眞情を思へば兎の毛の先の塵ほども包むべきにあらねばとて、妻をして、小室手古奈の關係を詳かに語らせた。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
だれも来ぬ隙があったか命婦はそれを宮のお目にかけて、「ほんの塵ほどのこのお返事を書いてくださいませんか。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼の努力は塵ほども報われなかった。
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忙しくて、休む時間など塵ほどもない。
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彼は自分の非を塵ほども認めようとしなかった。
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