功力
くりき
名詞
標準
merits (influence) of one's pious acts or religious practice
文例 · 用例
追善供養の功力によつて、お文の幽靈も其後は形を現さなくなつたと、まことしやかに傳へられた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
而して紅葉は実に如是妙法の功力を説法せんとの意ありしや否やは兎に角、佐太夫なる人物は宛然たる粋の女王なり。
— 北村透谷 『「伽羅枕」及び「新葉末集」』 青空文庫
)僧侶は異教の人の歸依せるをもて正法の功力の所爲となし、看る人に誇れども、その異教の人のまことに心より宗旨を改むるは稀なり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
僕は人の手に作られた石の地蔵に、かしこくも自在の力ましますし、観世音に無量無辺の福徳ましまして、その功力測るべからずと信ずるのである。
— 泉鏡花 『おばけずきのいわれ少々と処女作』 青空文庫
洵に八才の龍女がその功力を以て成仏せしというなる、法華経の何の巻かを、誦じては抜き、誦じては抜くにあらざれば、得て抜くべからざるものをや。
— 泉鏡花 『黒壁』 青空文庫
…… 形ある、形ない、形ある病疾、形ない悪業、罪障、それを滅するこの灸の功力ぞに。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
こうして置けば、夜叉神の功力で何とか元へかえる術もあろうかと思ったからでございます。
— 夜叉神堂 『半七捕物帳』 青空文庫
追善供養の功力によって、お文の幽霊もその後は形を現わさなくなったと、まことしやかに伝えられた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼の長年の善行の功力で、困難な状況を乗り越えることができた。
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仏道修行の功力は、目に見える形ではなく、心の平安に表れるものだ。
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その場の空気は、長年の祈りの功力で満ちているかのようだった。
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