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谷水

たにみず
名詞
1
標準
rill
文例 · 用例
一群の人たちは、遅塚麗水、大町桂月、江見水蔭、田山花袋、久保天随、坪谷水哉などであるが、花袋が紀行文家と言われた時分は、自然派文学勃興以前のことで、文章に感傷癖はあったが、淡泊清新、ことに武蔵野あたりの原野や雑木林の寂しさを、淡彩的に点描するのに巧みであった。
――田山花袋氏―― 紀行文家の群れ 青空文庫
で、皆がすっ裸になって、皮粕の入れてある笊をはじめ、魚を入れる笊やしゃくい網を持って、谷におり、すぐそこの谷水が一坪ばかりの処に澱んで、小さな淵をしている処から皮粕を入れてみた。
田中貢太郎 岩魚の怪 青空文庫
門の前には谷水が白く流れて、それに石橋が架けてあった。
田中貢太郎 狼の怪 青空文庫
谷水哉氏が成瀬氏の所へ断りに来た。
菊池寛 世に出る前後 青空文庫
雑木山のうつくしさよ、青葉若葉の青さ、せぐりおちる谷水の白さ、山つゝじの赤さ。
種田山頭火 旅日記 青空文庫
わしは宮の周囲にはえた不格好な樹立と、そしてちょろちょろと落ちる谷水を見ていると、何とも言えない欠乏の感じにうたれました。
倉田百三 俊寛 青空文庫
少し上りてとある樹陰の葭簀茶屋に憩へば主婦のもてなしぶり谷水を四五町のふもとに汲みてもてくる汗のしたゝり、情を汲む一口に浮世の腸は洗はれたり。
正岡子規 かけはしの記 青空文庫
石をはなれてふたたび山道にかかった時、私は「谷水のつきてこがるる紅葉かな」という蕪村の句を思い出した。
芥川龍之介 日光小品 青空文庫
作例 · 標準
喉が渇いたので、岩の間から湧き出る冷たい谷水を汲んで飲んだ。
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谷水を集めて作った小さな池には、イワナが元気に泳いでいる。
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「この辺りの谷水はとても綺麗だから、そのまま飲めるんですよ」
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谷水(たにみず) — 幻辞.com