長息
ちょうそく
名詞
標準
文例 · 用例
離別別れは、小野の白楊、夕日がくれに落つる葉の長息よ、繁にうらびれて、さあれ、靜かに離れゆきぬ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
離別一別れは、小野の白楊、夕日がくれに落つる葉の長息よ、繁にうらびれて、さあれ、靜かに離れゆきぬ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
梅野十伍はこう書き終って大長息した。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
何より必要なのは、長息法。
— 神伝魚心流開祖 『落語・教祖列伝』 青空文庫
重い空気をつむのが長息法の極意で、長い修業を重ねないと、思うように積むことはできない。
— 神伝魚心流開祖 『落語・教祖列伝』 青空文庫
対岸へあがったカメが、再び腹をさすり、まず平息をととのえ、心機熟して、慎重に長息法を用いているをジッと見つめて十兵衛は感きわまってしまった。
— 神伝魚心流開祖 『落語・教祖列伝』 青空文庫
カメの長息法を熟視すれば、それがまさしく極意の仕業であり、人間にもそんなことができる名人がありうるという可能性はハッキリ身にしみてくるのである。
— 神伝魚心流開祖 『落語・教祖列伝』 青空文庫
(大正十一年十二月)同心草拾遺つみ草風花日将老佳期猶渺渺不結同心人空結同心草しづこころなく散る花に長息ぞながきわがたもとなさけをつくす君をなみ摘むやうれひのつくづくし。
— 佐藤春夫 『我が一九二二年』 青空文庫