末息子
すえむすこ
名詞
標準
文例 · 用例
その中が勉強部屋になつてゐるらしく、末息子の皆三の顔がよく見えた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
その中が勉強部屋になっているらしく、末息子の皆三の顔がよく見えた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
すっかりつんぼの六十ほどの爺さんと十四の末息子がいて、いかにも気の毒だし整備で廃業し、何か転業したいというし思いついてあっちへ行けてようございました。
— 一九四四年(昭和十九年) 『獄中への手紙』 青空文庫
「生い立ちの記」をよんで見ると、国を出る迄末息子としての藤村が、お牧という専属の下女にかしずかれ、情愛の深い太助爺を遊び対手とし、いかにも旧本陣の格にふさわしい育ち方をしている姿がまざまざと浮んで来る。
— 宮本百合子 『藤村の文学にうつる自然』 青空文庫
彼は、もう末息子もだめと觀念してゐたのか、孫を殘させて、その孫をしたてあげて家を殘さうとしたので、無病息災な長壽の家の娘に白羽の矢を立てた。
— 長谷川時雨 『「郭子儀」異變』 青空文庫
その仲間と云うのは、ゴサインと云う家の末息子で、プラタプと云う懶け者でした。
— ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 『唖娘スバー』 青空文庫