小楢
こなら異読 コナラ
名詞
標準
konara oak (Quercus serrata)
文例 · 用例
○下毛野みかもの山の小楢如す目細し児ろは誰が笥か持たむ 〔巻十四・三四二四〕 東歌下毛野安蘇の河原よ石踏まず空ゆと来ぬよ汝が心告れ 〔巻十四・三四二五〕 東歌 下野歌を二つ一しょに此処に書いた。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
下野の三鴨の山に茂っている小楢の葉の美しいように、美しく可哀らしいあの娘は、誰の妻になって、食事の器を持つだろう、御飯の世話をするだろう、というのだが、やはりつまりはおれの妻になるのだということになる。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
それからこの小楢の如く美しいというのは、楢の若葉の感じである。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
ハバマヤボクチ、葉裏の毛を火口につかったものです」 其の他、小楢、クサボケ(シドミ)、ツリガネ草、スズメノヤリ、フデリンドウ、ニオイツボスミレ、ツボミスミレ、カガリビ草(クチナシ草)、タチフウロ、ミツバチグリ、キジムシロ、ウド、オミナエシ、カンゾウ等。
— 第二部 混混録 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫
西保川 奥仙丈ノ中ヨリ発源シテ、大沢川北原ノ上ニテ大沢川ヨリ発ス、此山ハ小楢峰ノ別称ナル可シ及ビ其他ノ渓水七八道相湊リ、南流シテ北原ヨリ牧平ニ出ヅ、上流ヲ漆川ト云。
— 木暮理太郎 『秩父の奥山』 青空文庫
又前深沢、後深沢、矢種沢、狩小屋沢、塀弦沢、小楢俣川等ヲ入レ、中手山ノ東麓ヲ南下シテ木ノ根沢ニ入ル。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫
五万の地図にある小径は、湯小屋から八谷越を経て小楢俣に出で、更に小さな峠を上下して、東桶小屋沢から楢俣に沿い、狩小屋沢の或地点まで通じている。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫
大正九年に私達が通った時は、東桶小屋沢から峠へかからずに楢俣に沿うて下り、山の鼻を左に廻って小楢俣に出で、八谷越の道に合した。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫
作例 · 標準
里山には、どんぐりのなるコナラの木がたくさん生えている。
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コナラの葉は秋になると美しく紅葉する。
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炭焼きの材料として、コナラの木は重宝されている。
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