フツ
フツ
名詞頻度ランク #34991 · 青空 86 例
標準
Hutu
文例 · 用例
やがて使ひ終つてその妻楊子を彼の前にある灰皿の中に放つた時、フツと彼は彼の死んだ父親を思ひだした、その放る時の手付や気分やが、我ながら父親そつくりだつたやうな気がした。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
岩の上には、浦島ツツジ、ツガサクラ、コケモモなどが、平ッたくしがみついている、私は岩角に身を倚せて、眼下遥かに低い谷底を見た、雲と霧と入り乱れて、フツ、フツと山上目がけて来る、その裂け目から谷を隔てて赤石山脈の大嶺、その間に、また谷を隔てて早川の連嶺が、幾析となく重なって、不安な光輝を放っている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
霧はフツ、フツと渦巻く、偃松に白く絡んで、火事場の烟でも立つように、虚空を迷っている、天幕の屋根の筋目から仰ぐと、暗灰色の虚空が壁のように狭くなって、鼻の先に突っ立っている、雨と知りながらも、手を天幕の外へ出すと、壁から浸染み出る小雨に、五本の指が冷やりとする、眼がやっと醒める。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
フツ、フツと、柔くて、しかも鋭敏な音を立てて霧――雨が来た、偃松も、岩も、山も、片ッ端から白い紙になって、虚空に舞い上る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
例の天幕作りに取りかかる、古生層地は白峰までつづき、鳳凰地蔵一脈の間で、深谷にフツリと切れているのが、よく見える、人夫たちは雷鳥三羽を捕獲した、みんなして二羽を醤油飯に、一羽を焼いて喰った。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
一八七三年の秋に新しきレーリー卿となった彼はトフツの邸から父祖の荘園ターリングに移った。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
」「可、と打込んで、ぐら/\と煮える処を、めい/\盛に、フツフと吹いて、」「山賊々々。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
フツトボールがひかるんだ。
— 新美南吉 『ひかる』 青空文庫
作例 · 標準
ルワンダの歴史を学ぶ上で、フツ族とツチ族の間に起きた悲劇的な紛争は避けて通れない。
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フツの農耕文化は、この地域の伝統的な生活様式を形成する上で重要な役割を果たしてきた。
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彼は大学でアフリカ社会学を専攻し、フツの言葉と伝統的な口承文学について研究している。
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