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名詞
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標準
文例 · 用例
御好志はありがたかつたが、私は頭の鉢以来、とみに意気が喪して、早くN君の家へ引上げて、一寝入りしたかつた。
太宰治 津軽 青空文庫
動揺と、士気の喪と、いや/\ながら行動する煮え切らないものを彼は見た。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
こんな目の子勘定をして紳士淑女の辛抱強いのに感心する一方では自分でこの仲間にはいろうという勇気を喪させていた。
寺田寅彦 マーカス・ショーとレビュー式教育 青空文庫
芸術の世界に限らず科学の世界でも何か新しい事を始めようとする人に対する世間の軽侮、冷笑ないし迫害は、往々にして勇気を喪させたがるものである。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
環境に適しないものの生存が自然に止されるのはこのような場合でもやはり天然界におけると同様である。
寺田寅彦 学問の自由 青空文庫
)一同|色みて茫然たり。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
りんごをかじりながら街頭をあるくよりも、環視の中でメリーゴーラウンドに乗るよりもむしろいい事かもしれないのに、何かしらそれを引き止める心理作用があって私の勇気を喪させるのであった。
寺田寅彦 蓄音機 青空文庫
」さて、最も難場としたのは、山下の踏切の處が、一坂辷らうとする勢を、故と線路でめて、ゆつくりと強請りかゝる。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫