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蟹虫

かにむし異読 カニムシ
名詞
1
標準
pseudoscorpion (any arachnid of order Pseudoscorpionida)
文例 · 用例
そのお半が長助に武者振り付いたというのは、ちっと理窟に合わないようですが、長助は確かにむしり付かれたと云っていました。
幽霊の観世物 半七捕物帳 青空文庫
綾衣はそのひと枝を押し戴いてとって、重なり合った花びらをしずかにむしり取ると、匂いのある白い花は彼女の袖に触れてほろほろとこぼれて、うす暗い畳の上に雪を敷いた。
岡本綺堂 箕輪心中 青空文庫
蠅を細かにむしつた上、のみこんでしまふのは何でもない。
芥川龍之介 闇中問答 青空文庫
敬太郎と顔を合せた時、スープの中に匙を入れたまま、啜る手をしばらくやめた態度などは、どこかにむしろ気高い風を帯びていた。
夏目漱石 彼岸過迄 青空文庫
○魚のオムレツは何魚にても油の少なき軽きものを湯煮て細かにむしり前法の如く玉子へ混ぜて焼くなり。
秋の巻 食道楽 青空文庫
それが家族に対しては、制度と秩序とを、細やかにむしろ厳格に、守らせていなければ気が済まなかった父であった。
――黙子覚書―― 夢は呼び交す 青空文庫
そう、あの晩はばかにむしゃくしゃした晩だった。
西尾正 放浪作家の冒険 青空文庫
そして按察使ノ大納言|資名は、土間へじかにむしろを敷き、破れ壁にもたれて、眠るともない姿でいた。
新田帖 私本太平記 青空文庫
作例 · 標準
古い書物の間から、サソリのようなハサミを持つ小さな蟹虫がひょっこり現れた。
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「見て見て!庭の落ち葉をめくったら、変な虫がいたよ。これ蟹虫かな?」
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蟹虫は肉眼では見落としてしまいそうなほど小さいが、精巧なハサミを器用に動かしている。
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標本箱の中を覗き込むと、そこには微小な蟹虫が丁寧に固定されていた。
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