薔薇色
ばらいろ
名詞
標準
文例 · 用例
しかしながら、「いき」はロココ時代に見るような「影に至るまでも一切が薔薇色の絵{3}」ではない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
土は薔薇色、空には雲雀空はきれいな四月です。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
肌理の細かい女のような皮膚の下から綺麗な血の色が、薔薇色に透いて見える。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
四肢は気品よく細長く、しっとりと重くて、乳白色の皮膚のところどころ、すなわち耳朶、すなわち頬、すなわち掌の裡、一様に薄い薔薇色に染っていて、小さい顔は、かぐようほどに清浄であった。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
(これは暁方の薔薇色ではない。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
そのすきとほった氷の穴から黝んだ松林と薔薇色の雪とが見えました。
— 宮澤賢治 『氷と後光』 青空文庫
芝生の端が垂れ下っている崖の上の広壮な邸園の一端にロマネスクの半円|祠堂があって、一本一本の円柱は六月の陽を受けて鮮かに紫|薔薇色の陰をくっきりつけ、その一本一本の間から高い蒼空を透かしていた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
しばらくして復一が意識を恢復して来ると、天地は薔薇色に明け放たれていて、谷窪の万象は生々の気を盆地一ぱいに薫らしている。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
ウィキペディア
薔薇色(そうびいろ、ばらいろ)は、 RGBシステムによれば、赤とマゼンタの間の色、バラの赤い花の色。
出典: 薔薇色 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0