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落ち去る

おちさる
動詞
1
標準
文例 · 用例
草木の眠りに落ち去る少くとも五六十|日の間は、彼等は稀に冬懇というて麥の畦間を耕すことや林の間に落葉や薪を求めることがあるに過ぎぬ。
長塚節 青空文庫
そうしてロック氏液は箱の上から流すようになって居り、心臓を通過した液は箱の下へ落ち去るようになって居る。
小酒井不木 恋愛曲線 青空文庫
この六方の段を読むに、六方のうち一方を落として読むときは、狐は落ち去るという。
井上円了 妖怪学 青空文庫
昔時にありては、リスボン市街は世界中に壮美をもってその名高かりしが、今これを見るに、欧州首府中の最下等に落ち去る
井上円了 南半球五万哩 青空文庫
花には花弁が五枚あって花が開く時、その五枚は特にその頂点で互に合着しその本の方が却て花托から離れ、次第に反巻し宛かも五つつに裂けた笠のようになって、そのまま早く落ち去るのである。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
小舌の両方に当て往々始め剛毛を具うと雖もこの毛は大抵後に至て落ち去るがゆえに老葉にはこれを見ざるを常とす。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
さうして私の心は頻りに此無意識の讚美が一紙を隔てゝ運命と他力との信仰に隣することを思ひ、何時の日か迷妄の面※が熱の落つるやうに落ち去る可きことを思ふ。
阿部次郎 三太郎の日記 第一 青空文庫
その湖水の水が人知れず世界の中の孔に落ち去る底なしの割目の上を彼女と二人飛び越えて、彼は我々の知らない何処かへ彼女を連れ去った、其処に長い長い幾世紀が人馬の種族に与えれれた生命のある間、彼女の奴隷となって生きるのであった。
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 人馬のにひ妻 青空文庫
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