幻辞.com

熊野詣で

くまのもうで
名詞
1
標準
pilgrimage to the three main Kumano shrines
文例 · 用例
延長六年八月の頃、奥州に住む、安珍という年若い美僧が、熊野詣でに出足した。
酒井嘉七 京鹿子娘道成寺 青空文庫
……胸の内を、うちあけられた、この若い美僧は、帰途には、再び、立ちよる、その節まで……と約して、熊野詣での旅をつづけた。
酒井嘉七 京鹿子娘道成寺 青空文庫
(尋常の山伏などとは思われない) 熊野詣での山伏や、吉野参りの道者などが、この十津川へは絶えず入り込んで来た。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
「実は殿には、過ぐる三月十五日の未明、ひそかに屋島を抜け出でられ、高野へ参られ、ご出家の後、熊野詣でをなされ、那智の沖にてご投身なされたと、舎人の武里が申しました」「ああ、やっぱり、変だとは思っていたが」 北の方は、人目も構わずに泣き伏してしまうのであった。
第十巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
成親の乗った船は、普通の屋形船だったが、身に添う者は唯涙ばかり、荒々しい兵士達に囲まれて海上を渡る成親の目には、熊野詣での華やかなりし航海の想い出が、ありありと見えてくるのである。
第二巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
「ここは本宮といたそう」「それではこちらは新宮がよかろう」 あちこちの峰にも、いろいろ名前をつけて、康頼を先登に、少将と二人毎日、熊野詣でのまねごとをして真剣な祈りを捧げていた。
第二巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
願わくは、十二所権現、左遷の愁いを休めて、帰洛の本懐をとげさせ給え」卒都婆流し 少将と康頼の熊野詣では、異常な熱心さで続けられた。
第二巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
このことがあってから、熊野詣でがあり、重盛は間もなく帰らぬ人となったのである。
第三巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
作例 · 標準
蟻の熊野詣でと言われるほど、かつてこの道は巡礼者の列で埋め尽くされていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
定年退職を機に、数日間かけて本格的な熊野詣でに挑戦することにした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
熊野詣での終着点である那智の滝を見上げると、旅の疲れが吹き飛ぶほどの迫力があった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview