試験者
しけんしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
あるいはその被試験者の友人なり、また場合によっては百年も千年も後世に生まれた同情者が、当人に代わって、あるいは当人に取り憑かれるか取り憑くかして、歌い悲しみ、また歌い喜ぶのである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
特別な設計をした振動台の上に固定された椅子に被試験者を腰掛けさせ、そうしてその台にある一定週期の振動を与えながらその振幅をいろいろに増減する。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
そういうふうにしていろいろな週期に対する感覚限界の振幅を求めてみると、おもしろいことには被試験者のそれぞれに固有な一定の週期のところで感覚が最も鋭敏である。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
試験者も受験者も共に満足せずして、いわば婢ばらがうさはらしの種となるに終われるなり。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
試験者の心理の方に断定しがたい弱点が存しているからである。
— 坂口安吾 『フシギな女』 青空文庫
前者は、試験者が犯罪に関聯した様々の質問を発して、被験者の身体上の微細な反応を、適当な装置によって記録し、普通の訊問によっては、到底知ることの出来ない真実を掴もうとする方法だ。
— 江戸川乱歩 『心理試験』 青空文庫
図1 良好な身体状態を示している低タンパク質食試験者の写真。
— A Short History of Nutritional Science 『栄養学小史』 青空文庫