弱り目
よわりめ
名詞
標準
time of weakness
文例 · 用例
――結膜炎だか、のぼせ目だか、何しろ弱り目に祟り目でしょう。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
その弱り目に翌年|逢つた店の火事、次の一年間は何とか店を立て直さうとさまざまに肝胆を砕いてみたが駄目だつた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
蹴ったくそわるいさかい、亭主の顔みイみイ、おっさんどないしてくれまんネいうて、千度泣いたると、亭主も弱り目にたたり目で、とうとう俺を背負うて、親父のとこイ連れて行きよった。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
日本一のお嬢さんを妾にするたあ何事だ、妾は癪だ、恩人も糸瓜もねえ、弱り目につけ込んで、すけべいの恩を売る奴は、さし込み以上の疫病神だと、怒鳴るでがしょう。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
物怪といっても、育てた姫君に愛を残した乳母というような人、もしくはこの家を代々敵視して来た亡魂とかが弱り目につけこんでくるような、そんなのは決して今度の物怪の主たるものではないらしい。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
物怪などというものもこうした弱り目に暴虐をするものであるから、御息所の呼吸はにわかにとまって、身体は冷え入るばかりになった。
— 夕霧一 『源氏物語』 青空文庫
」「うむ、弱り目に祟り目さ。
— 金田千鶴 『夏蚕時』 青空文庫
その弱り目において、自分の絵を明る過ぎる壁面に曝して見るのである。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
作例 · 標準
弱り目に付け込むかのように、さらに悪いニュースが飛び込んできた。
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会社の弱り目に乗じて、ライバル社が市場シェアを奪おうとしている。
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病気で弱り目の彼は、普段なら気にも留めないようなことにも敏感になっていた。
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