一層の事
いっそうのこと
副詞
標準
rather
文例 · 用例
五郎蔵が「何か用か」と問えば、 児分甲が、T「親分、こうなりゃ 一層の事、日下部典六 とグルになっちゃ どうですい?
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
「心配するな、俺はもう何と云はれたつて姦通者に相違ないのだ、皆が皆寄つて群つて苛めるならもつと苛めろ、もつと苛めろ、一層の事ぐいと銀の槍でも突き通せ。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
あの気軽く焼香に来てくれた心意気が嬉しいじゃないか」「一層の事、告別式をどこかの野ッ原に持出して、野人葬とすればよかったかも知れないね。
— 夢野久作 『父杉山茂丸を語る』 青空文庫
然し村の噂が高くなると共に親類縁者の少しは小口の聞けるといふ手合が捨ておけないといふことで相談をした結果、それぢや兼次の家は財産は足らぬが貰ふといふなら一層の事おすがをやつたらよからう。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫
「私もう、一層の事死んでしまひたい。
— 菊池寛 『海の中にて』 青空文庫
これを聞くと猿共は、赤い顔が青くなる程驚いていろいろ相談をしたが、何しろ喧嘩ずくでは狼に敵わないから一層の事、狼に喰い殺されないうちにここを逃げ出して、他の所にいい住居を探そうという事に決めた。
— 夢野久作 『猿小僧』 青空文庫
もし女王になれないのならば、一層の事喰われて死んでしまった方がいい。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
で、その娘の手紙なんですがね……実は、いま、こうして私が持ってるんですよ……いや、助役の話なんぞ繰返すよりも、一層の事この手紙をお眼に掛けましょう。
— 大阪圭吉 『とむらい機関車』 青空文庫
作例 · 標準
この計画はリスクが高すぎる。一層のこと、もっと安全な方法を考えよう。
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遠くへ行くのは骨が折れる。一層のこと、今回は見送ることにした。
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「もう疲れたよ、今日は。一層のこと、ここで休もうか?」
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