申し分ない
もうしぶんない
表現形容詞
標準
perfect
文例 · 用例
此の書中の諸詩篇を、年代順に配列し直して読むならば、詩毎に、彼が駆廻つた短い道程、彼の旅行、彼の恋、彼の悲しい肉体を、熾な芸術家の申し分ない歎賞を以て、繰返す思ひがするのである。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
昨日も今日も秋の日はよく晴れて、げに小春の天気、仕事するにも、散策を試みるにも、また書を読むにも申し分ない気候である。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
役者も一人一人に見るとなかなかよく役々を務めて申し分ないもののようである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
マニラへ行く前から黒かったという他吉の孫娘とは思えぬほど色も白く、「あれで手に霜焼けひび赤ぎれさえ無かったら申し分ないのやが……」 と言われ、なお愛嬌もよく、下足番をして貰うよりは番台に坐ってほしいと日の丸湯の亭主が言いだしたので、他吉はなにか狼狽して、折角だがと暇をとらせた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
他吉の眼からは、次郎は働き者で、申し分ない婿に見えていたのだった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
マニラへ行く前から黒かったという他吉の孫娘と思えぬほど色も白く、あれで手に霜焼、皸さえ無ければ申し分ないのだがといわれ、なお愛嬌もよく、下足番をして貰うよりは、番台に坐ってほしいと、日の丸湯の亭主が言いだしたので、他吉はなにか狼狽して、折角だがと君枝に暇をとらせた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
どのモルモン教徒に比べても、大きさ、土壌の豊かさともに申し分ない土地だった。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
偶然ふたりが出会った『緋のエチュード』のあの頃から、国家間の深刻な紛争を防ぐという申し分ない首尾の「海軍条約事件」に乗り出したこの頃に至るまで。
— THE FINAL PROBLEM 『最後の事件』 青空文庫
作例 · 標準
彼女のプレゼンテーションは内容、話し方ともに申し分なかった。
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完成した料理は、味も見た目も申し分ない出来栄えだった。
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新しく買ったパソコンは、性能もデザインも申し分ない。
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