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来主

らいしゅ
名詞
1
標準
文例 · 用例
これに反して日本人は、本来主観性のない国民、客観性にのみ発育した人種であるから、すべて西洋から移植された文芸思潮は、日本に来て特別のものに変ってしまう。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
故に本来主観的なる詩の中にも、それ自身の部門に於て、同じような二派の対立がなければならぬ。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
即ちその客観と言うも、本来主観の逆説であり、相対関係の線上に立つものに外ならない。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
それで近来主人は、ある場合にどなることはどなっても、きょうのようにしりを結ばぬことがおおいのだ。
伊藤左千夫 青空文庫
こういうものは元来主観的なものだから、本人がこれでいいと思えばそれでいいのかも知れません。
岡本綺堂 久保田米斎君の思い出 青空文庫
来主人は平常|枯木寒巌のような顔付はしているものの実のところは決して婦人に冷淡な方ではない、かつて西洋の或る小説を読んだら、その中にある一人物が出て来て、それが大抵の婦人には必ずちょっと惚れる。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
来主人はあまり堅過ぎていかん。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
弁証法はヘーゲルのいう如く「内容の論理」であるが、その内容というものの中には主体が入っており、弁証法は元来主体と客体との間に成立し、或いはむしろ主観的・客観的なものの論理である。
三木清 哲学入門 青空文庫