番える
つがえる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to nock (an arrow)
文例 · 用例
「それ」 と云って三人が弓に矢を番えると、小僧は早くも身をかわして、子供達が隠れているのと反対の森に駈け込んで、木の頂上に逆立をしたり、逆様にブラ下ったりして見せた。
— 夢野久作 『猿小僧』 青空文庫
」 和泉の猟夫の眼はぎらついて、何時でも矢を番えるようなじりじりした身構えを基経の息づかいに打交して行った。
— 室生犀星 『姫たちばな』 青空文庫
敵の矢を拾ッて番える弓の悲しさは言いようもない。
— 新田帖 『私本太平記』 青空文庫
そうして、石碣の矢をつがえると、折から空の高くを飛び過ぎて行く渡り鳥の群に向って狙いを定める。
— 中島敦 『名人伝』 青空文庫
彼女は、それでも一緒になって、キャッキャッとはしゃぎながら、自分の商売の菓子箱のくつがえるのも忘れて、抵抗したりふざけたりするのだった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
膳の上のものが音を立ててくつがえるのを聞いたようだったが、そのあとは色も音もない焔の天地だった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
猿臂を伸ばしてうしろの床の間の飾り弓を手にとる、弦を張る、一瞬の間に矢をつがえると、「問答無用じゃ。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
国際文化提携の組織として、ユネスコがもし一つのある思想や文化によって国際的統一を結果するような方向になれば、ユネスコの本来の人道的理想は根柢からくつがえるであろう。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
作例 · 標準
弓道では、矢を弓につがえる動作が基本中の基本だ。
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狩人は獲物を狙い、素早く矢を弓につがえた。
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古代の戦士は、常に矢を弓につがえる準備を怠らなかった。
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