故郷忘じ難し
こきょうぼうじがたし
表現
標準
there is no place like home
文例 · 用例
そいつは元は上野の山内の坊主で、歌女寿よりも年下なんですけれども、女に巧くまるめ込まれて、とうとう寺を開いてしまって、十年ほど前から甲州の方へ行って還俗していたんですが、故郷忘じ難しで江戸が恋しくなって、今度久し振りで出て来て、早速歌女寿のところへ訪ねて行くと、女は薄情だから見向きもしない。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
□故郷忘じ難し、そして留まり難し。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
――それがやはり性根は故郷忘じ難しといふわけなんだらう。
— 木村荘八 『両国今昔』 青空文庫
“故郷忘じ難し”の感慨もないゆゑんである。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
「故郷忘じ難しで、一つ食べて行くかな、久しぶりで」「唯今は駄目でございます」「休業かい?
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
作例 · 標準
海外生活が20年を超えても、日本の四季や味噌汁が恋しくなるのは、まさに故郷忘じ難しということだろう。
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「故郷忘じ難し」と言うように、彼は引退後の余生を過ごす場所として、生まれ育った海辺の小さな町を選んだ。
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どんなに豪華なスイートルームに泊まっても、やはり自分の家の布団が一番落ち着くのは、故郷忘じ難しの心理だ。
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