町境
まちざかい
名詞
標準
文例 · 用例
あの辺の町家の女がひとり、百姓の女が一人、日が暮れてから町境いの川のふち――伊兵衛が殺されていた所です。
— 岡本綺堂 『真鬼偽鬼』 青空文庫
隣り町との町境に土蔵が二つ列んでいるところがあって、それに続いて材木屋の大きい材木置場があった。
— 半鐘の怪 『半七捕物帳』 青空文庫
)――毎朝のやうに町境ひの河原まで自動車を飛ばせて、エビを掬つて来た。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
そこで料理屋は町境いの木戸から外にズラッと並んでいたそうだ。
— 伊達政宗の城へ乗込む――仙台の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
パトラッシュがアントワープの町境を超え、町の狭い、曲がりくねった、暗い通りへと追跡を続けたのは、もう真夜中過ぎでした。
— A Dog of Flanders 『フランダースの犬』 青空文庫