手当て
てあて
名詞
標準
文例 · 用例
まだ、チーフメートは、何らの手当てもしには来なかった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
彼は、黙って、早く手当てを済ますに限ると思ったので、その手当てを急いだ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
六 安井の手当てがすむと、水夫たちは、改めて、食卓についた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
ところが、どうしてこの男が母の薬代や妻のあと始末、それから子供への手当て、産婆への報礼などをすることができよう。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
「ボーイ長の負傷の手当てをするために、室蘭公立病院へやっていただきたい、というのだそうでございます」「ボーイ長!
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
そして、それは手当てをしなければならないであろう。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
戦場で負傷したきずに手当てをする余裕がなくて打っちゃらかしておくと、化膿してそれに蛆が繁殖する。
— 寺田寅彦 『蛆の効用』 青空文庫
跡取りの娘であるからそちらへ差し上げるわけには行かないと、歌女寿はわざと焦らすように一旦ことわると、相手はいよいよ乗り出して来て、いわゆる囲い者として毎月相当の手当てをやる。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫