石数
いしかず
名詞
標準
文例 · 用例
実際私の生家は此六騎街中の一二の家柄であるばかりでなく、酒造家としても最も石数高く魚類の問屋としては九州地方の老舗として夙に知られてゐたのである。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
箱師のお玉捕えらる 今朝博多駅にて 警察を愚弄した手紙と 密輸宝石数万円携帯 兼ねて東海道線を荒しまわって東京と大阪の警察に散々御厄介をかけていた箱師のお玉(二七)という有名な掏摸が、福岡署の網に引っかかって捕えられた。
— 夢野久作 『山羊髯編輯長』 青空文庫
層雲峡に至りては、澄みて底石数うべし。
— 大町桂月 『層雲峡より大雪山へ』 青空文庫
一木何十両、一石数百両なぞという――無論いまより運搬費にかかりはしたであろうが贅沢を競った。
— 長谷川時雨 『お墓のすげかえ』 青空文庫
作業場に現場の技術家がおるから、こまかく説明してくれるが、だいたいオレが諸君に放出してやろうと思う杉材は、さっきも示したあの一帯、あれで六万から七万ちかい石数があるそうな。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
この度だけは、見のがして遣わすが、石数のところは、有態の通り書き直して差し出せ」「畏りましてござります」「――が、それだけでは、免すわけには参らぬぞ」「へい」「古語にもある。
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
樹冠の大体の大きさと、高さと、樹種とが分るのであるから、樹の石数も専門家には推定出来るはずである。
— 中谷宇吉郎 『雪は資源である』 青空文庫
今回の目的には、石数まで推定する必要はないので、樹冠が空をおおっている割合、すなわち被覆密度が分れば、それで十分である。
— 中谷宇吉郎 『雪は資源である』 青空文庫