胸に浮かぶ
むねにうかぶ
表現動詞-自動詞動詞-五段-バ行
標準
to come to mind
文例 · 用例
人の眠|催す様なるこの水音を源叔父は聞くともなく聞きてさまざまの楽しきことのみ思いつづけ、悲しきこと、気がかりのこと、胸に浮かぶ時は櫓握る手に力入れて頭振りたり。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
まずなにごとよりもさきに、お政が胸に浮かぶのは、気違いの母がどんなふうにしてなくなったかという点である。
— 伊藤左千夫 『告げ人』 青空文庫
「なぜと訊かれちゃあ返事に困るが、多年この商売をしていると、自然に胸に浮かぶことがある。
— 大森の鶏 『半七捕物帳』 青空文庫
まざまざと昔の時代が胸に浮かぶ。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
都会の賑やかさが、暖かく、明るく、媚びられるように、胸に浮かぶ。
— 水野葉舟 『帰途』 青空文庫
……その従妹の顔がふと胸に浮かぶ。
— 水野葉舟 『遠野へ』 青空文庫
にわかな物価の騰貴も彼の胸に浮かぶ。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
いったん時代から沈んで行った水戸のことが、またしきりに彼の胸に浮かぶ。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
故郷の景色がふと胸に浮かんだ。
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懐かしいメロディーを聴くと、昔の思い出が胸に浮かぶ。
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彼からの電話で、昔交わした約束が胸に浮かんだ。
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