生新しい
なまあたらしい
形容詞
標準
very fresh
文例 · 用例
さてこそ、これと前後して、インド政府に身売のつもりで英国から押渡った汽船ファルコン号は、あわれ生新しい汽罐も両輪もはぎとられて、ただの帆船としてやっと買手がついたという。
— 服部之総 『汽船が太平洋を横断するまで』 青空文庫
歌さんは乃公の姉さんだ等と思っていると、先生新しい襟飾を出して来て乃公に呉れた。
— 佐々木邦 『いたずら小僧日記』 青空文庫
線路のすぐそばから灌木の茂みが乱暴にきり開かれて、木の色の生新しいバラック風の大建物が、幾棟も、幾棟も、林の方へ連っている。
— 宮本百合子 『播州平野』 青空文庫
まだ金いろも生新しいのみか、鍛は上手だが、片切のまずさ」 百は、いよいよ、どぎまぎして、「そ、そんなはずは」 と、吃った。
— 吉川英治 『野槌の百』 青空文庫
今、お芳の立っているうしろの墓地には、まだ雪が深かった正月ごろ、村のお千代後家が埋けられた生新しい記憶がある。
— 吉川英治 『銀河まつり』 青空文庫
」とその注意にうなずいた孫兵衛は、血脂は古く錵の色は生新しい、そぼろ助広の一刀をギラリと抜いて鞘を縁側へ残し、右手の雫の垂れそうなのを引っさげて、しずしずと椎の下へ歩みだした。
— 上方の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
みると、宿役の布告や、何者かの人相書や、雑多なものがベタベタと貼りつけてあるが、目につくのはその側に、別に立っている生新しい一本の立札。
— 木曾の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
おおいとしげな私の新芽よはちきれる細胞よいま過去のいつさいのものに別れを告げずゐぶん愉快になり太陽のきらきらする芝生の上でなまあたらしい人間の皮膚の上でてんでに春のぽるかを踊るときだ。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
作例 · 標準
昨日塗ったばかりのペンキが、まだ生新しい匂いを放っている。
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生新しいアスファルトの上を歩くと、靴底に少し粘り気を感じる。
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事故の生新しい傷跡がガードレールに残っており、惨劇を物語っていた。
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