外馬
そとうま
名詞
標準
points wagered by a spectator to match the winnings and losses of a particular player
文例 · 用例
かかる弁明は、むしろ「常識ある頭脳」に対して愚劣事にすぎないけれども、世間には存外馬鹿者が多いから念のため注意しておく。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明に帰れ』 青空文庫
大きなフシ穴を一つ刳り拔いて了つた頃に、小父さんが來て見て呆れまして、『貴樣はもつと悧好な奴だと思つたら、存外馬鹿だナ。
— 島崎藤村 『幼き日』 青空文庫
上げ汐の真近時になると、いずれの船からも陣鉦、法螺の貝などを鳴らし立てて、互いにその友伴れをあつめ、帰りは櫓拍子に合わせて三味線の連れ弾きも気勢いよく、歌いつ踊りつの大陽気、相伴の船夫までが一杯機嫌に浮れ出して存外馬鹿にもならぬ咽喉を聞かすなぞ、どこまでも面白く出来ている。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
ねえ猿さん、お前は猿智慧といって、たいそう利巧だそうだが、案外馬鹿だなあ。
— 豊島与志雄 『人形使い』 青空文庫
二十一日(木) 午前中に案外馬力が出て三十四枚書けた。
— 一九四七年(昭和二十二年) 『日記』 青空文庫
単に趣味的と見られ易い霜柱の研究なども案外馬鹿には出来ないのである。
— 中谷宇吉郎 『凍上の話』 青空文庫
それは癈馬、すつかり馬具を取除かれて路の上に抛り出された列外馬である。
— 三好達治 『艸千里』 青空文庫
二番番頭の和助は三十二三の好い男、少し臆病で柔和すぎるきらいはありますが、強か者の又左衛門とは案外馬が合って、佐兵衛をそっちのけに、相談相手にもなり、遊びの付き合いもするといった人柄でした。
— 三千両異変 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
競馬場では、応援している馬券に賭けるだけでなく、外馬として他の客の動向を見るのも面白い。
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彼は、自分の賭けが外れた後も、外馬として他の人のゲームを面白おかしく眺めていた。
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「あの人はいつも外馬で楽しんでるね」と、常連客がお互いを指して笑った。
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