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虚空蔵

こくうぞう
名詞
1
標準
Akasagarbha (bodhisattva)
文例 · 用例
――供二人三人|召連れ春風と言ふ遠がけの馬に乗り、塔のあたりに至り、岩窟堂の虚空蔵にて酒をのむ――とある。
泉鏡太郎 怪力 青空文庫
夫婦の虚空蔵「あの夫婦は虚空蔵さまの生れがわり……」 という子守娘の話を、新任の若い駐在巡査がきいて、「それは何という意味か」 と問い訊してみたら、「生んだ子をみんな売りこかして、うまいものを喰うて酒を飲まっしゃるから、コクウゾウサマ……」 と答えた。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
が、お亀様は人が悪い、中は磐梯山の峰の煙か、虚空蔵の人魂ではないかい。
泉鏡花 天守物語 青空文庫
虚空蔵堂を廻って松の木につっかかって、落葉を捨てる空壕に飛び込んで、上衣を冠せてやっと押えました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
伝蔵は、「くそっ」 と、云って舌打ちしたが強いて往くのもいけないとおもったので、引返して日浦坂と虚空蔵山の間にある坂を越えた。
田中貢太郎 蟹の怪 青空文庫
それは虚空蔵と云うつくね芋の形をした、土佐では人に知られた山に驟雨のくる日であった。
田中貢太郎 不動像の行方 青空文庫
日中も梟が鳴くという森の奥の虚空蔵堂。
泉鏡花 夫人利生記 青空文庫
――ね、その奥に、あの黒く茂りましたのが、虚空蔵様のお寺でございます。
泉鏡花 夫人利生記 青空文庫
作例 · 標準
虚空蔵菩薩は、智慧と記憶力の仏として信仰されている。
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厄除けのために、虚空蔵にお参りする人々で賑わっていた。
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虚空蔵の秘法は、古くから多くの修行僧に伝えられてきた。
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