押し付けがましい
おしつけがましい
形容詞
標準
pushy
文例 · 用例
「押し付けがましい」と云うことを、極端に嫌う氏であるから。
— 国枝史郎 『小酒井不木氏スケッチ』 青空文庫
この様な事は先生にはよくわかって居られる事でありましょうが私は考えが浅いので押し付けがましい事になります。
— 島秋人 『遺愛集』 青空文庫
そうお願いできますれば、もうこの上ございませんけれど……でも、それではあんまり、押し付けがましいようで……」 と、母親の眼には、また涙がうかんでくる。
— 橘外男 『墓が呼んでいる』 青空文庫
自分のことを念頭に置いていない者に向かって押し付けがましい態度をとることを、人は何よりも恐れるのである。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
書物の内容の価値とか、著者の有名無名とかいうことでなしに、ただ、「自分の伯父の書いたものを、得々として自分が持って行く」という事の中に、何か、おしつけがましい、図々しさがあるような気がして、神経質の三造には、堪えられないのである。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
「久慈という家もたずねて行ったら、十七八の美しいお嬢さんが玄関へ出ていらした……そのときは、私もそう思ったが、すぐ、まちがいだということがわかった……そうまでして、おかくしになろうとなさるのに、こんなことをいうのは、おしつけがましい仕業ですが……」 これ以上、曖昧にしておくと嘘になる。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
それとあの一本気な、おしつけがましい親切と議論好き。
— 山川方夫 『演技の果て』 青空文庫
とくにそれがおしつけがましい教訓の形でなしに、討論とか話合いとかの形で来るときには、そうすべきだと思う。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫