女賊
じょぞく異読 にょぞく
名詞
標準
female bandit
文例 · 用例
舟端で聞くとも無しに此の話を聞いて居た、女賊白狐のおしまが、そッと微笑んだ。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
が、魔の棲むべき岩窟を、嘗て女賊の隠れ家であつたと言ふのは惜い。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
わざと身を窶してさるもののように見らるるのは、前の日総曲輪の化榎の下で、銀流しを売っていた婦人であって――且つ少かりし時、浅草で滝太郎に指環を与えた女賊白魚のお兼である。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
横町の小児が足搦の縄を切払うごときは愚なこと、引外して逃るはずみに、指が切れて血が流れたのを、立合の衆が怪んで目を着けるから、場所を心得て声も懸けなかったほど、思慮の深い女賊は、滝太郎の秘密を守るために、仰いでその怪みを化榎に帰して、即時人の目を瞞めたので。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」 光景の陰惨なのに気を打たれて、姿も悄然として淋しげに、心細く見えた女賊は、滝太郎が勇しい既往の物語にやや色を直して、蒼白い顔の片頬に笑を湛えていたが、思わず声を放って、「危いねえ!
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」 意気八荒を呑む女賊は、その花のごとき唇から閃いてのぼる毒炎を吐いた。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
あの女は目黒のおかんといって、この界隈で有名な女賊だ。
— 岡本かの子 『狐』 青空文庫
「啓上 石月平馬こと一旦、女賊風情の饗応を受け候上は、最早武士に候わず。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
作例 · 標準
昔話には、人々を困らせる恐ろしい女賊が登場することがある。
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彼女は、勇敢な女賊として、悪党から宝物を奪い返した。
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その映画では、美しくも恐ろしい女賊の活躍が描かれていた。
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標準
woman (who distracts men's search for truth)
作例 · 標準
悟りを目指す修行者が、女賊に惑わされぬよう戒める。
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仏教の教えでは、修行の妨げとなる「女賊」に注意を払うよう説かれる。
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彼は、世俗の誘惑を「女賊」と見なし、断固として退けた。
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