区会議員
くかいぎいん
名詞
標準
ward assemblyman
文例 · 用例
見るとそれには区会議員か何かの候補者の名前が書いてある。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
彼は己の店に来る客から、区会議員をしている質屋の主人にかこわれている女が、芸人と関係して媾曳していると云うことを聞いたので、それを脅迫して手に入れるつもりでその場所を突きとめ、その帰りを待っていて脅迫状を投げ込んだところであった。
— 田中貢太郎 『水魔』 青空文庫
文人が公民権が無くとも、代議士は愚か区会議員の選挙権が無くとも、社会的には公人と看做されないで親族の寄合いに一人前の待遇を受けなくとも文人自身からして不思議と思わなかった。
— 内田魯庵 『二十五年間の文人の社会的地位の進歩』 青空文庫
ある区会議員の選挙演説では、当区内の浴場をぜひよく致しますといわれました。
— 宮本百合子 『社会と人間の成長』 青空文庫
浜さんが意気な姿で格子をくぐって、おしょさんの前に座ると、おや、いやな匂いだといったので、笑い出しておっかけられた――そんな不良どもが、法律の先生になったのだから、仕立や浜さんが袴をはいて、三級選出区会議員を望んだのは尤な向上である。
— 長谷川時雨 『古屋島七兵衛』 青空文庫
「先生は眼さへ不自由でなかつたら、どえらい学者か政治家になつてござるね」 近所の花屋の主人で、区会議員をやつたことのあるおやぢさんも患者の一人であつた。
— 岸田國士 『髪の毛と花びら』 青空文庫
区会議員たる古藤田君は臨時区会に招集されて不在だった。
— 喜田貞吉 『震災日誌』 青空文庫
居眠りしているのは過労と酸素の不足のためでもあり、こうしているほうが、立ってしゃべって区会議員に叱られるよりかよいからでもある。
— 賀川豊彦 『空中征服』 青空文庫