湖月
こげつ
名詞
標準
文例 · 用例
中に水に臨んだ一|小廬を湖月亭という。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
偕行社、富士見軒、八百勘、湖月、帝国ホテル、精養軒抔といふ所である。
— 森鴎外 『追儺』 青空文庫
龍土會の忘年會が、義雄と長谷天香といふ批評家との幹事で、午後五時から烏森の湖月であると云ふ日の晝過ぎであつた。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫
そして、その看護婦に頼んで、會をやつてる湖月へ少し遲くなるからと云ふ理由の電話をかけて貰つた。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫
」かう千代子が聽いたのを振り向きもせず、渠は自分が幹事の忘年會が湖月で多くの藝者などをまじへて賑やかに飮んでゐるありさまを想像しながら、「どうか分らない」と、乃ち、お鳥にも告げて來たのと同じ言葉を繰り返して、電車の乘り場へ急いだ。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫
これから汐湯に這入って、湖月に寄って涼んで来ます。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
」五百は遂に汐湯に入って、湖月で飲食した。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
法諡を寿山院湖月貞輝大姉と云ふ。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫